イリオモテヤマネコ

 イリオモテヤマネコ(西表山猫、学名Prionailurus bengalensis iriomotensis)は、沖縄県八重山諸島の西表島だけに生息するネコ科に属する哺乳動物の一種。
 最近の遺伝子研究により、南アジア〜東南アジアに分布するベンガルヤマネコ(ネコ属FelisまたはPrionailurus属)にとても近縁であるこ とが明らかになった。ベンガルヤマネコは大陸に広く分布し、種内での遺伝子の変異が大きいことを考えると、イリオモテヤマネコもベンガルヤマネコの1亜種 であるとする説が優勢である。
 IUCN(国際自然保護連合)が編纂したレッドリストでは亜種の扱いとなっている。

生息地

   沖縄県八重山諸島の西表島だけに生息する

体の大きさ

オスの体はイエネコよりも一回り大きく40〜50cm、しっぽが20〜25cm、体重約4kgで、メスはオスよりやや小さい。

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    頭は細長く、鼻が大きく、耳は丸いため、顔つきはトラなどの大型ネコ科動物を連想さ
  せます。体毛はあらく、背中は黒褐色、お腹は灰褐色で暗色の斑紋がまだら状に見ら
  れます。
   おもに夜行性ですが昼間も活動し、交尾期以外は単独生活を送ります。
   地上生活が活動の中心ですが、よく木にも登ります。
  また、ネコ類としてはめずらしく水を嫌わず、潜水して魚を捕えるほど泳ぎが上手です。


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